世界最強の人間は誰?心理学者アドラーが導き出した答えから学ぶブランディングの技術


今回は、あなたが持っている魅力をさらに引き出し、ブランディングに差をつける技術について紹介したいと思います。

これは、心理学の三大巨頭とも呼ばれているアルフレッド・アドラーが

「世界で最も強い人間は誰か?」

という質問を受けて、これに対しての答えをベースとした技術になっています。

この技術を使えば、お客さんとの距離を一気に縮められると共に、お客さんに対して強い支配力をもつことができます。

さらに、この技術を使っている人はまだほとんどいないので、今日からあなたが使っていくだけでもすぐに効果を発揮してくれます。

世界で最も強い人間は誰?

それでは、一体どんなものなのか?

それを知るためにもまずは、

「世界で最も強い人間とは誰か?」

その答えを知る必要があります。

そして、その答えはベストセラーとなった『嫌われる勇気』に書いてあります。

アドラーはいいます。

「わたしたちの文化のなかで、誰がいちばん強いか自問すれば、赤ん坊であるというのが論理的な答えだろう。

赤ん坊は支配するが、支配されることはない」

と。

赤ん坊は、その弱さによって大人たちを支配している。

そして、弱さゆえに誰からも支配されないのです。

出典:著者: 岸見一郎、古賀史健『嫌われる勇気―――自己啓発の源流『アドラー』の教え』kindle版 ダイヤモンド社 2013年 「第二夜すべての悩みは対人関係」

弱さこそが最大の強さ

そうです。

アドラーが導き出した世界最強の人間の答えとは、”赤ちゃん”のことなのです。

まるで逆説のようですが、最も弱いということが、最も強い”強さ”を持つのです。

赤ん坊がオギャーと泣けば、母親がすぐに駆けつけるように、弱さというのは、時には人を無条件で支配してしまうほどの強い力をもっています。

これを上手く使えば、弱さはその人が持つ魅力となり、ブランディングにも一役買ってくれます。

アンダードッグ効果

ちなみに、心理学的にも『アンダードッグ効果』というものがあります。

これは、弱さが同情を引いたり、不利な人を見るとつい応援したくなってしまう心理効果のことです。

よくある例が、甲子園で強豪高校vs無名高校の試合になった時、やたらと無名高校が応援されたりします。

また、運動会のかけっこになると、ビリの子が観衆全員からすごい応援されたりしますが、これもアンダードッグ効果によるものです。

このように、人は弱い立場の人を見ると、それを無性に応援したくなる性質があります。

弱さを武器として使っている人たち

実際、有名人の中には自分の弱さを武器として使っている人も多いです。

お笑い芸人は失敗談や恥ずかしいエピソードを話して笑いを取っていますし、女性タレントの中には、おバカキャラとして売り出すタレントもいるくらいです。

テレビを見るとわかりますが、おバカキャラと言われる人たちは、同時に愛されキャラとして、世間から人気を集めていることが多いです。

普通に考えたら、テレビでおバカキャラとしてやっていくなんて、かなり恥ずかしいことだと思いますが、それも計算の内でやっている人がほとんどだと思います。

隙あらば隙を見せていく

やっぱり人間というのは、完璧超人よりも、どこか穴があって抜けている人間の方が好感がもてるというものです。

実際に自分の弱さをさらけ出すというのは簡単なことではないかもしれませんが、弱さを見せたり隙を見せてガードを下げればお客さんとの距離を縮めることができます。

また、人間らしさを感じさせることもできますので、親しみやすさも生まれます。

これをやるときには、人にはできれば知られたくないエピソードほど強い効果を発揮しますので、”隙あらば隙を見せていく”みたいな感じで、たまには思い切って弱い部分をさらけ出してみるのもアリです。