ブランディングとは?なぜ重要なのかを基礎から解説


今回は、ブランディングの基礎編として『ブランディングとは何か』ということについて改めて確認していきましょう。

ブランディングは情報発信していく人にとっては、必修科目といってもいいくらい重要な科目になっています。

なぜかといえば、情報の性質上、情報は”何”が言われているかよりも、”誰”が言っているのかの方が重要視されるからです。

たとえばですが、バッティングを近所のおじさんに教えてもらうのか、それともイチローから教えてもらうのか。

その内容が全く同じだったとしても、イチローが教えるバッティングの方がはるかに価値を感じるようになります。

このように、もし、あなたがブランディングを築くことができたら、今と全く同じ仕事をしていたとしても、相手が受け取るその価値は、何倍にも膨れ上がります

なぜ、ブランディングが重要なのか?

ブランディングが重要視されるようになったのは1970年あたりからと、わりと最近のことです。

この背景には、1つはモノが溢れる時代になったこと。

もう1つは、情報量が爆発的に増えたことが関係しています。

一昔前までは、作れば売れるという時代でしたが、今では、お客さんに選ばれなければ買ってもらえないという、お客さんが選択する時代へと移り変わりました。

そしてこのとき、お客さんが何を手がかりとして自分が選ぶべき商品を見極めているのかというと、それがブランドなわけです。

この先もモノや情報は増え続けていくと予想されていますが、これが何を意味するかというと、お客さんの選択肢が増えていく一方で、ブランドのない商品が埋もれていってしまうということです。

ですので、ブランディングができなければ今後、ビジネスで生き残れなくなるといっても過言ではないくらい、ブランディングは重要な活動になってきます。

ブランドのメリット

それでは、あなたにブランドができるとどうなるかというメリットについて説明していきます。

1.説明不要

まず1つ目は、ブランドができると、多くのことが説明不要になるというメリットがあります。

ブランドができるとそのブランドを知っている人が集まるようになるので、商品に関していちいち細かく説明する必要がなくなり、マーケティングコストがグッと下がります。

2.価格競争に巻き込まれない

2つ目のメリットは、価格競争に巻き込まれにくくなります。

さっきの説明不要のメリットとも関連しているのですが、ブランドができるとお客さんはその価格に納得感を覚えるようになります。

たとえば、ヴィトンのバッグは普通のバッグと比べると遥かに高い値段で売られていますが、

「なんでこんなに高いんですか?」

と、そこに疑問を持つ人はまずいません。

そんな疑問を持ったとしても、

「ヴィトンですから」

の一言でなぜか納得できてしまうからです。

3.集客がラクになる

3つ目は、集客がラクになるというメリットです。

ブランドができれば、最初から買う気があるお客さんが集まるようになりますし、そのブランドに惚れ込んだファンができれば、その人が口コミで広げてくれるようになり、自分で集客せずとも勝手に人が集まるようになっていきます。

4.あなたを助けてくれる仲間が集まる

4つ目のメリットですが、ブランドに魅せられて集まってくる人は、なにもお客さんだけではありません。

ブランドに共感してそこで働きたいと思ったり、この人と一緒に働いてみたいと思うようになったり。

ブランドができると、まるで磁石に吸い寄せられたかのように、あなたの周りに、あなたを助けてくれる仲間が集まるようになります。

ブランディングとは

それでは、ブランディングについてですが、ブランディングとは、ブランドを浸透させたり、ブランドの価値を高めていく活動のことです。

ブランドの定義

ブランドの定義については、現代マーケティングの第一人者であるフィリップ・コトラー氏の定義が参考になるので、これを噛み砕いて紹介したいと思います。

ブランドとは、名称や言葉、記号、シンボルなどの組み合わせによって形作られます。

そして、消費者が自社と競合を区別するために役立ち、消費者の知覚や思い込みの中で形成されていきます。

また売り手側にとっては、マーケティング活動のあらゆる要素を結び付ける、接着剤のような役割をはたしてくれます。

ブランド構築のポイント

それでは、実際にブランドをどう築いていくかということですが、ポイントは2つあります。

1.一貫性

ポイントの1つ目は、一貫性です。

言っていることとやっていることが違うと、そこに違和感が生まれ、ブランドが崩壊していきます。

実際、バブル時代には、高級ブランド品がセールで投げ売りされるなどして、一瞬は売上を伸ばしたものの、”高級”というブランドが崩壊してしまい、今では名前を聞かなくなったブランドがいくつもあります。

そのため、ブランディングを考えるさいには、予めどういった方向へブランディングをしていきたいのか、最初から一貫したイメージを持っておくことが重要になります。

2.共感

2つ目のポイントは、共感を呼べるかどうかです。

ブランドは、一種のステータスであり、魅力でもあります。

ブランド品を身に付けたり、それに触れたりすると、あたかも自分の価値が上がったかのように錯覚することがありますが、これはそのブランドに共感していて、ブランドに一体感を感じているからこそ起こる現象です。

他にも、同じブランドを使っている人をみると、なぜか仲間意識が芽生えることがありますが、これもブランドを介して、お互いに共感を感じられるからこそ起こる現象です。

このように共感できるブランドとなれば、価値を強く感じてもらえたり、仲間が仲間を呼んで、人を引き寄せるブランドになっていきます。

逆に、不祥事などで反感を買ってしまうとどうなるかといえば、過去の食品偽装事件や建築偽装事件などを見てもらえば分かる通り、ブランドは崩壊していきます。

ですので、ブランディングを考えるさいは、

  • 一貫性
  • 共感

この部分は特に重要なポイントになってきます。