プロダクトライフサイクルとは?参入ジャンルの見極め方と市場規模の測り方


今回は『参入ジャンルの見極め方と市場規模の測り方』を紹介していきます。

何か新しいビジネスを始めるにあたって、どのジャンルに飛び込んでいくのかを決めることは非常に重要です。

時代の流れに乗れれば、登りエスカレーターと同じように、普通の努力をしているだけで普通以上の成果をあげることができます。

逆に、時代の流れに逆行した分野に飛び込んでしまうと、下りエスカレーターを逆走しているかのごとく、一生懸命走ってるのに現状維持すら精一杯、という状況になってしまいます。

そうならいためにも、今回の方法を紹介していきます。

参入ジャンルの見極め方

それでは、参入ジャンルの見極め方ですが、これは、市場規模を測ることによって、これから伸びていくジャンルなのか、そうでないのかをある程度、見極めることができます。

そして、この市場規模を測るために役立つ考え方が『プロダクトライフサイクル』という理論です。

プロダクトライフサイクルとは

プロダクトライフサイクルとは、マーケットの盛衰を4つのステージに表したもので、

  1. 導入期
  2. 成長期
  3. 成熟期
  4. 衰退期

それぞれこの4つのステージの特徴を知ることにより、市場規模をざっくり測れるようになります。

それでは、それぞれのステージでどんな違いがあるのかを、携帯電話の盛衰を例にして説明してきます。

1.導入期

まず、導入期の特徴についてですが、目新しかった商品が出てくるものの、まだまだ実用性が低いという特徴がまず1点。

そして、価格もアホみたいに高いという特徴があります。

初期の携帯電話はショルダーホンといって、重さ3kgもある肩がけの携帯電話でした。

充電時間は8時間で、通話可能時間はたったの40分。

さらに、販売価格は保証金としてまず20万円、月額基本使用料は26,000円とかなりの高額です。

大半の新製品は導入期の段階で消えることが多いですが、これを乗り切れば、今度は成長期に入っていきます。

2.成長期

成長期の特徴は、競合間で各種機能が開発されていき、主要な機能が一通り出揃いはじめます

この段階になると製品の実用性も高くなり、価格もある程度落ち着いてきます。

携帯電話でいえば小型化が進みましたし、メールやインターネット、アプリ、カメラといった主要機能が定着していきました。

3.成熟期

次に、製品が市場に行き渡り、需要が飽和してくると今度は成熟期に入ります。

成熟期の特徴は、低価格戦略が見られるようになったり、デザイン面独自機能ニッチ化といった具合に、製品の差別化が進んでいきます。

携帯電話では一括0円が一時期かなり流行りましたし、今までは数種類しかなかったカラーバリエーションが一気に増えたり、携帯電話に着せ替え機能を持たせてみたり。

他にも、シニア向けに特化した携帯電話などが開発されていきました。

4.衰退期

成熟期もピークが過ぎると、いよいよ衰退期に入っていきます。

携帯電話であれば、スマートフォンが登場したことにより、ガラケーは一気に衰退していきました。

このように衰退期は、より優れた新製品の登場がきっかけになることが多いです。

衰退期の特徴としては、だんだんとその製品自体の話を聞かなくなってくるということです。

通常、衰退期に入ってしまうと、利益がほぼ見込めなくなります。

ですが、衰退期に入った市場でも、ある一定数はそのまま市場に残り続けるため、残存者利益を狙っていくこともできます。

参入するなら成長期の市場が理想的

以上、各ステージの特徴を説明してきました。

あなたが参入しようと思っているジャンルと、これらの特徴を見比べることにより、ある程度、その参入ジャンルが上手くいくのかどうかを見極めることができます。

一番理想的なのは、成長期の市場に入っていくことです。

導入期にある市場も一見魅力的に見えますが、導入期と成長期には大きな溝があって、市場が浸透せずに消滅してしまうリスクがあります。

そして、一番オススメできないのが、衰退期の市場に飛び込んでしまうことです。

一部の企業は残存者利益を狙っていけると話しましたが、これは成熟期の段階から既に市場に参加していて、市場の中でもリーダー的ポジションを確立している企業の場合の話です。

プロダクトライフサイクルの例外

ここまで、プロダクトライフサイクルを使った参入ジャンルの見極め方を紹介してきましたが、最後に補足として、プロダクトライフサイクルにも例外があるということを説明しておきます。

まず、全ての商品がプロダクトライフサイクルの流れを必ずしも辿るわけではないということ。

そして、商品によってライフサイクルのタイムスパンも違ってくるという点です。

世の中のヒット商品の中には、長年ロングセラーとなっている商品もあれば、一瞬ブレイクして消えていく商品も多々あります。

ただ、マクロな視点で市場を見た場合は、大体このプロダクトライフサイクルの流れを辿っていることの方が多いので、例外はあるものの、参入ジャンルを選ぶときには一度市場を観察してみてから飛び込んでいくと上手くいくようになります。