ターゲティングとは?参入市場を決める前に確認しておきたい6つのチェックポイント


今回は『参入市場を決める前に確認しておきたい6つのチェックポイント』について紹介していきます。

いざビジネスを始めようとすると、チャンスがありそうな市場がいくつか見つかることがあります。

ただ、資金がある大企業ならまだしも、資金や人手に限りがある個人レベルでは、手当たり次第にチャレンジするのは、無謀だというものです。

そして、ここで役に立つのがターゲティングという考え方です。

ターゲティングとは、市場の中でもどのセグメントを攻略していくのかを決定していくことをいいますが、今回紹介する6つのチェックポイントと照らし合わせながらターゲティングを行えば、大きく外す可能性を限りなくゼロに近づけることができます。

セグメンテーションについては詳しく知りたい場合はこちら。

セグメンテーションとは?ニーズのある市場を切り分けるための4つのアプローチ

なぜターゲットを絞る必要があるのか?

6つのチェックポイントを紹介する前に、なぜターゲットを絞る必要があるのかということについて説明しておきます。

ターゲティングをするメリットは、市場をピンポイントで狙っていくことにより、少ない経営資源でも効率的に利益を上げることができるようになるからです。

たとえば、車を例にしてみましょう。

若い女性をターゲットにしていくのか、小さな子供がいるファミリーを狙うのか、それとも高所得者を狙うのかでは、ウケる商品もマーケティング戦略もまるで違ってきます。

仮に、ターゲットを絞らずに万人受けするような車を作った場合、競合が女性をターゲットとしたかわいいデザインの車を開発すれば、女性客はそちらに流れていきます。

また、別の競合が高級志向の人をターゲットとして高級路線の車を開発すれば、今度は高級志向なお客さんがそっちに流れていきます。

このように、ターゲットを広げてみんなから選ばられようと思っても、結局は、誰も選んでくれないという状況に陥ります。

ターゲティング6つのチェックポイント

それでは、ターゲティングするさいにチェックしておきたい6つのポイントを紹介していきます。

1.市場規模は小さすぎないか?(Realistic Scale)

まず、1つ目のチェックポイントは、市場規模が小さすぎないかどうかです。

市場規模は大きければ大きいほど魅力的です。

ニッチで重要がありそうな市場だったとしても、ビジネスが回るだけの利益が回収できなければ意味がありません。

2.市場の成長性はあるか?(Rate of Growth)

2つ目は、市場の成長性です。

理想は成長市場に飛び込むことです。

間違ってもやってはいけないのが、落ち目である衰退市場に参入してしまうことです。

3.競争が激化していないか?(Rival)

3つ目は、競争が激化していないかどうかです。

魅力的な市場であれば、他の人も魅力的だと思ってその市場に参入してくるので、競争が起こるのは至極当然のことです。

しかし、競争が激しすぎる市場では、シェア獲得のためにコストがかかるようになるので、収益性が落ちてしまいます。

4.優先度は高いか?(Rank)

4つ目は、攻略するセグメントが自分のビジネスにとって優先度が高いかどうかという点です。

たとえば、攻略する市場に影響力がある人がいれば、その人が口コミをして一気に自社商品が波及する可能性があるので、攻略の優先度は上がります。

また、メディアが注目しそうな話題を呼びそうな市場も同じように攻略の優先度は上がっていきます。

5.到達可能性に問題はないか?(Reach)

5つ目は、到達可能性に問題がないかどうかです。

たとえ魅力的な市場だったとしても、物理的に遠かったり、ネット環境がないターゲットなど、有効な情報伝達手段がない場合には、適切なマーケティング活動ができなくなります。

6.反応を容易に測定できるか?(Response)

6つ目は、反応を容易に測定できるかという点です。

広告の効果を測定できれば、広告の改善ができますし、商品の満足度を測定できれば、よりお客さんのニーズに合わせた商品を開発することができるようになります。

ターゲティングのポイント

以上が、ターゲティングの6つのチェックポイントになります。

これらは、マーケティング用語で『6R』とも呼ばれています。

今回紹介した6つのチェックポイントと照らしあわせながらターゲティングを行えば、市場に参入する前に、ある程度上手く行く市場なのかどうかを見定めることができます。