ツァイガルニク効果とは?興味を釘付けにして離さない心理テクニック


今回は『ツァイガルニク効果』について紹介していきます。

ツァイガルニク効果というのは、別名、中断効果とも呼ばれています。

この効果を上手く利用することによって、相手の注意を引き続け、興味を釘付けにすることができます。

ビジネスだけでなく、トークや恋愛のテクニックとしても使われているので、学ぶだけでコミュニケーションスキルを上げることができます。

ツァイガルニク効果とは

それでは、ツァイガルニク効果についてですが、ツァイガルニク効果は、ドイツの心理学者であるレヴィン博士により提唱された理論になります。

どういった理論かというと、人は、完了した物事よりも未完了の物事の方が記憶に残りやすいといったものです。

たとえば、やらなかった時の後悔とやった時の後悔では、やらなかった時の後悔のほうが強く印象に残りますが、これもツァイガルニク効果の影響です。

ツァイガルニク効果の原理

原理としては、目標に向かっている最中というのは、緊張感や集中力が持続しているため、記憶力が高まっている状態になります。

その一方で、目標を達成してしまうと、緊張感から解放され、気が抜けて集中力もなくなるので、記憶に残りづらくなるという原理です。

よくみるツァイガルニク効果の事例

それでは、ツァイガルニク効果が使われている事例を紹介していきます。

クイズ番組

代表的な例として、クイズ番組があげられます。

クイズ番組では、問題を出して答えが出る直前に、

「正解はCMのあとで」

といって、答えを気にならせて番組を引っ張っています。

バラエティ番組

バラエティ番組でもよく使われていて、番組冒頭で、今回の内容をダイジェスト紹介したり、CMに入る直前に、タレントが衝撃を受けて驚いているような表情を映し出したりします。

これによって視聴者に、

「なんだ?なんだ?」

と思わせることができ、番組に釘付けにさせています。

海外ドラマ

海外ドラマなんかは、日本のドラマとは比にならないくらいツァイガルニク効果を使っています。

普通、ドラマの最終話となると、今までの伏線を回収して、話をスッキリ終わらせてくれるのか思いきゃ、最終話にも関わらず続きが気になるシーンを織り交ぜ、話を完結させずにシーズンを終わらせます。

このような手法を、話しが宙ぶらりんになっていることから”クリフハンガー”といいます。

個人的に1番ひどいと思ったのが『クリミナル・マインド』という、FBIvs異常犯罪者の対決を描いたドラマです。

普段は1話完結で話が進んでいくのですが、シーズン1の最終話が『地獄からの挑戦状: 前編』というタイトルで、はなっからシーズン1では終わらせる気を見せないといった強気なタイトルには驚きました。

メール・LINE

このように、テレビ業界では頻繁に使われているわけですが、身近な例としては、メールやLINEなどでもよくあります。

メールで質問をしたときに返事が返ってこないと、やたらとそのメールのことが気になってしまうことがありますが、これもツァイガルニク効果の影響です。

ガラケーを使ったことがある人は経験があるかもしれないですが、返事がこないときにセンター問い合わせを連打してみたり。

LINEでいえば、既読になっているのに返事が返ってこないので追撃してみたり。

質問メールを送ったときには、どれもこれもツァイガルニク効果の影響で、いつも以上に返事が気になってしまうものです。

ツァイガルニク効果の注意点

このように、ツァイガルニク効果には人を釘付けにする強い力を持っているわけですが、使用にあたって注意点がいくつかあります。

それは、ツァイガルニク効果の多用は禁物だということです。

ツァイガルニク効果は、緊張感を持続させる原理を使っているので、多用してしまうと視聴者や読者にストレスを与え続けることになります。

その結果、何が起こるのかというと、ストレスに耐え切れなくなった人から離脱していってしまいます。

また、話を引っ張ったのなら、その期待に応えられる、それなりのオチが必要になってきます。

引っ張ったくせして期待以下のオチだと、相手は失望してしまうので、オチに何かしらのサプライズ要素を用意しておけると相手の心をつかむことができます。