円錐角膜治療のため、東京歯科大学市川総合病院へ。

そこで提案されたのは角膜移植か角膜リングの二択。

角膜移植はあくまで最終手段という一言に揺り動かされ、私は角膜リングの手術を受けることを決意しました。

しかし、、この手術費用を聞いて私は思わず「あっ」と口を押さえてしまいました。

だって、高いんだもの・・・

今回はそんな体験談になります。

※この記事はシリーズ4番目の記事になります

角膜リングの手術費用

角膜リングの手術を決心した私は、先生にそのことを伝えました。

気になることはたくさんありました。

手術は無事なのか?痛くないのか?成功率は?どのくらい目がよくなるのか?

いろいろ気になる点はありましたが、まずは現実的な問題を聞いてみることにしました。

「手術費は・・・おいくら万円ですか?」

「30万円です」

「・・・・・・(たか)」

まぁ、予想はしてました。

安いわけがないだろうと。

とはいえ、当時の私は手取りで月20万もいかない、しがないサラリーマン。

一瞬ひるんで数字を飲み込むまでに数秒かかったのは言うまでもない。

ちなみにこれ、片眼の手術費用です。

なぜ角膜リング治療は高いのか?

なぜにそんなに手術費が高いのかということも、たしかざっくりと説明してもらった気がします。

角膜リング手術は日本では保険適用外の最新医療にあたるということで、保険適用外。

だから高いとのこと。

日本の保険がいかに個人の医療費をカバーしてくれているかが骨身に染み渡りました。

海外だと車にひかれた人を発見したとしても保険に入っていない可能性があるから、重症じゃないかぎり気軽に救急車を呼ばないでくれ、とどこかで見たことがあるような気がしますが、なるほどな。どこかでガッテンがいきました。

まぁ素直に救急車呼べよとは思うけど、これぞ文化の違いってやつですね。

日本に住んでる私たちはラッキーです。

円錐角膜の最新治療も保険適用内だったら最高だったんですが。

成功率などその他の疑問について

ちなみに、手術費用の他にも疑問に思った、

  • 手術は無事なのか?
  • 痛くないのか?
  • 成功率は?
  • どのくらい目がよくなるのか?

という諸々の疑問について。

これらも逐一、先生に聞きました。

無事なのかどうかと痛くないのかに関しては、麻酔するので痛みはあまり感じないとのこと。

ただ、人によっては麻酔があまり聞かなくて痛みを感じるケースもあるようです。

また、成功率に関しては比較的、高い確率で成功する手術のようです。(具体的な数字が話しに出たかは覚えてない)

私が聞いたのは2014年のことですから、今はそれより進歩していることでしょう。

また、手術して目がよくなるかどうかは完全に個人差が出るようです。

視力が回復する人もいれば、あまり変化がない人もいるとのこと。

ただ、角膜の歪みが矯正できるのでこれによってハードコンタクトの装用具合もよくなるそうな。

私個人がどうだったかというのは、シリーズ通して伝えていきたいので今はまだ触れないでおきます。

角膜リング治療は片眼ずつ

さて、話は戻しまして。

私の場合、両眼とも重度の円錐角膜だったので両眼とも手術をする予定でいました。

ただ、目の手術を行う場合は片眼ずつ行います。

術後しばらくは視力がかなり悪くなるので、一度に両眼やると日常生活に半端じゃなく支障が起こるからです。

で、どちらの眼からやるかは視力に依存します。

「右眼の方が視力が出てるので、先に左眼から手術しましょう」

「ア、ハイ。」

そんな感じで、私は左眼から手術を行うことになりました。

手術費用の支払いとスケジュール

手術を受ける意志を告げたあと、手術のスケジュールや支払いについて簡単に説明をしてくれました。

「遠方から来ているので、負担がかからないように短期でやりましょう」

新潟から千葉に通ってることもあって、手術までのスケジュールを短縮してくれるとのことでした。

手術費に関してもいきなり30万円を用意できるわけじゃなかったので、手術しても大丈夫な状態かどうかの最終検査を行い、その後に支払うという形になりました。

厳密なスケジュールはちょっと忘れてしまったのですが、この初回の診察が終わったあとは、次に精密検査、手術という流れでした。(精密検査は2、3回くらいしたかもしれないんですが、ちょっと忘れました)

とにかく、思ったよりも早いペースで進んでいくな…と感じたのは事実です。

手術を受けるとは言ったけど自分の中でまだ少しビビっていた部分もありました。

でも、この勢いのおかげでなんとか手術までいけたと思います。

精密検査のため南青山アイクニックへ

それで円錐角膜の治療のために東京歯科大学市川総合病院まできたのですが、精密検査や実際の手術は東京にある南青山アイクリニックで行うため、次回はそこに来てくれとのことでした。

「場所変わんの?」

心の中でツッコみましたが、それというのも、最新医療である角膜リングの手術設備が東京歯科大学市川総合病院にはなかったからです。

でも、南青山アイクリニックには設備が揃っていたわけですね。

「ところで、じゃあ誰が手術すんの?」

そうした不安もありましたが、手術は同じ先生が担当してくれるとのことでした。

自分の頭の中では先生はその病院内で働いてる人、という固定観念があったんですが、案外フレキシブルでちゃんとそうした仕組みになってるんですね。

南青山アイクリニックの様子

日を改めて実際に南青山アイクリニックに行ってみると、明らかに設備が違ってました。

青山というシャレた場所にあるので、内装も観葉植物とかウォーターサーバーがあったりしてシャレてました。

地下鉄の乗り方がわからなかったので山手線を使い、原宿駅から徒歩で行ったんですが25分歩いたあとの水は格別。2杯もおかわりしました。

待合室には雑誌とかも置いてあったんですが目が悪い私は当然のようにスルー。

ちょっと話しは脱線しますが、美容院とかで雑誌渡されても毎回断る。そして、なんか申し訳ない。目が悪い人あるあるじゃないでしょうか。

それで話しを戻して設備の方はどうかというと、『田舎人よ、これがクリニックだ。』と言わんばかりの小奇麗感とかっちょいいマシーンの応酬。

「すげー」と内心ワクワクしたのは内緒です。

精密検査で何をチェックしたのか?

最新設備で改めて円錐角膜の進行度合いをチェックしたのですが、角膜の歪み具合を可視化してチェックしました。

次のような画像の感じで、両眼とも重度の進行具合を示していました。(進行が重度だど赤くなる)

画像引用元:http://www.tanemem.com/chiryo/other/ensui/index.html

この可視化グラフを紙にプリントアウトしてもらい、それをもらったような気がするのですが、今探してみると見当たらず・・・残念ながら行方不明に。

まぁ、両眼とも結構な進行具合だったというわけです。

重力の関係からか、円錐角膜の人は下側に歪みが集中していくっぽいです。(自分の場合もそう)

この他にも、麻酔の点眼に対しての反応テストみたいなこともやりました。

手術のときは麻酔をするわけですが、このときに稀に拒否反応が起こる人もいるようなので、麻酔しても大丈夫かどうかのテストですね。

結果的には問題なくクリア。

ただ、麻酔をしたあとは視界がめちゃくちゃボヤけ、いまだかつてないほど目が見えなくなりました。

検査後はそのまま帰ってOKと言われるんですが、はっきりいって歩いて帰るのが苦行のレベル。

数時間たつと麻酔も取れてきて視力も回復してくるんですが、歩道の段差とかに何回もつまづいて結構しんどかった&危なかった。(青山は歩道が整備されてるので車に引かれる心配はそうそうない。が、チャリには注意)

もし、麻酔検査受けるなら帰りは誰かに付き添ってもらうか、周辺のカフェかどこかで時間潰せるようにしといた方がベターかと思います。

まとめ

検査で問題なかったのでこの後、銀行振込で手術費用を振込みました。

決して安い金額ではありませんでしたが、これで人生変わるなら安いものです。

手術日が決まったあと、その日までが待ち遠しく、まさに不安と期待が入り混じっていました。

次回はいよいよ、、

「「手術当日、目にレーザー照射!」」

円錐角膜リングの手術体験について書いていきます。