円錐角膜治療で角膜リング手術を受けました。

そして、その後見え方はどうなったのか?

30万円の高額な手術費を支払い、リスクを負って得た結果はどのようなものだったのか?

今回はそんな体験談を書いていきます。

※この記事はシリーズ6番目の記事になります

角膜リング手術後の見え方

まず、見え方について先生から聞いた情報を先に。

角膜リング手術をすることによって見え方が改善するかどうかは人によりけり、個人差があります。

激的に改善する人もいれば、ほぼほぼ変わらない人もいるようです。

ただそれでも、リングを入れたことによって角膜の歪みが矯正できるのでハードコンタクトをしやすくなるというメリットもあります。

術後直後の見え方はすこぶる悪いですが、3日ほど経つとだんだん視力も回復していき、1週間経つ頃には安定するということでした。

術後直後の見え方

それでは、ここからは私が実際にどんな見え方だったのかということを書いていきます。

まずは術後直後から。

術後直後は半端じゃなく見え方が悪くなります。

まるで霧に覆われたかのように視界がモヤモヤします。

角膜リング手術は日帰り手術で、手術は片眼ずつ行い、私の場合は左眼を手術したため、帰るときは右眼だけでものを見ている状態。

試しに左眼だけで見ようものなら、視界がボヤケすぎてもう何がなんだかわかりません。

駅には頭上に案内板が用意されていますが、大きな文字で書かれているホームの番号とか、ああいったものも真下付近で見てもよくわかりません。

外を出歩くのは危険ですし、負担がかからないように家で安静にしてました。

術後1日目〜2日目の見え方

一夜明けた頃には少し回復していて、術後直後よりかは少しマシになった気がしました。

モヤモヤしていた視界が、強ボヤケくらいになります。

まだまだ日常生活に支障をきたすレベルなので、片眼だけで生活するんですが結構疲れます。

しかし、2日目にもなるとボヤケ具合もだいぶ回復してきます。

手術前より回復、というわけにはまだいかず、見え方もうっすらボヤケてますが日常生活を送れるレベル程度には見え方が回復します。

この時期は手術した目の傷が回復途中なので見え方が悪いのはしょうがないですが、「早く見え方がよくならないものか」と、ソワソワ気がはやる時期でもありました。

術後3日目の見え方

術後3日目になると見え方はだいぶよくなっていました。

というより、個人的には3日目の見え方が一番よかったと思います。

視界はまだうっすらボヤケてる感はあるのですが、お風呂に入ったとき、いつもは片眼では見えなかった給湯器の温度が「42°」と、はっきりと見えたのです。

このときは「ついに手術の効果が現れた!手術前よりも目よくなってる!」と興奮したものです。

「これでもっと傷が治っていけばさらにもっと見え方もよくなるかも…」

と期待をしたのですが、、先に3日目が一番よくなったと書いている通り、ここがピークでした。

術後4日目〜7日目

術後4日目にもなるとうすらボンヤリと霧がかかっていた視界も完全に晴れていました。

しかし、見え方は手術以前とそれほど変わらず。。

昨日お風呂に入ったときに給湯器の温度が見えたことからこれを視力テストの基準にし、今日もどんなものかと思ってまた同じように見てみたら・・・

なんと、昨日はハッキリ見えた「42°」がその日はちょっと歪んで見えるではないですか。

「まだ見え方が安定してないんだから仕方がないよね…」

昨日よりも見え方が悪くなっていたことで軽くショックを覚えましたが、まぁまだ発展途上なんだといって自分に言い聞かせます。

が、しかし。

5日目も6日目も7日目も変わりません。

ただ、私にはまだ自分を言い聞かせる材料がありました。

術後1周間はソフトコンタクトをつけっぱなし

それは、手術中につけてもらったソフトコンタクトの存在です。

目を切開したあとの絆創膏代わりとしてソフトコンタクトを貼ってもらっていたのですが、これは1週間の間つけっぱなしです。

「コンタクトが汚れてきているのかもしれないな、だから見え方がまだそんなによくなっていないんだろう」

そう、自分に言い聞かせていた時期もありました。

ソフトコンタクトを取ったあとの見え方

7日目は術後の一週間検診があったため、新潟から再度、南青山アイクリニックに向かいます。

「だいぶ目の状態も安定してきてますね」

この日は手術してくれた先生ではなく、別の先生に診てもらいました。

「コンタクト取っても大丈夫そうですけど、どうしますか?」

「・・お願いします」

私は2秒ほど間を置いてから、コンタクトを取ってもらうようにお願いしました。

そして、いよいよ1週間つけっぱなしだったコンタクトが剥がされます。

「さぁ、これで完全なる裸眼だ…!」

パッ。

開けた視界は、、別にコンタクトをつけてるときと大差ありません。

裸眼になったため視界が気持ちクリアになった感はありましたが、視力がよくなった感じはゼロ。

帰ってお風呂に入り、給湯器の温度をみてみると、やっぱり「42°」はちょっと歪んで見えました。

術後1ヶ月しての見え方の変化

それから時は過ぎ、1ヶ月も経つ頃には目も十分に回復して完全に安定期に入っていました。

見え方はどうなったのかというと・・・

術後1週間のときから何も変わりません。

もっといえば、手術前と何ら変わりませんでした。

ただ、2つだけ視力とは別に変わった点があります。

  • ひとつは、日光が目に入ると環状の光の輪が見えること
  • ふたつは、なぜか眩しさに強くなったこと

目にリングが入っているため、日光などの強い光が目にあたると環状の光が目の中で光ります。

慣れるまでかなり違和感がありますが、「あぁ、間違いなく目にリングが入ってんだな」と実感できる瞬間でもあります。

そして視力自体はほぼ変化ないのですが、なぜか眩しさに強くなりました。

以前は日中、晴れの日に外出しようものならサングラス必須。

これがなければ目を開けることすら無理だったのですが、今はサングラスなくても目を開けることができるようになりました。(といっても、サングラスかけた方が見やすいので外出するときは基本かけてますが)

眩しさに強くなったのはなぜか?

なぜ眩しさに強くなったのか?

これはもはや推測でしかありませんが、一番大きな理由はハードコンタクトによる傷が解消されたからだと思います。

手術を受ける少し前くらいからコンタクトはつけていなかったのですが、おそらくコンタクトによる傷はまだ残っていましたし、そのときは眼帯を持ってなかったので夜寝ているときに無意識に目をこすって目を傷つけていたりもしました。

しかし、手術の副産物としてもらった眼帯の恩恵はかなり大きく、これによって目に傷がつくのをブロックでき、目の傷も癒え眩しさに強くなったんじゃないかと思います。

今の見え方

私が円錐角膜リングの手術をしたのは2014年です。

それでは、今の見え方はどうなっているのかというと…?

実は、今はもう角膜リングをしていません。

ある事情により摘出しました。

そして、摘出手術をしたとき、手術する前よりかも若干視力は落ちました。

ハードコンタクトもつけれなくなって以来、つけていないので今は裸眼で過ごしてますが、黒背景とか大きな字だったら見えるのでなんとかなってます。

どうしても小さな文字を読まないといけないときは、スマホのカメラを活用したり、お手製の特製メガネを使ってやりくりしています。(特製メガネについてはいつか紹介するかもしれない)

まとめ

私の場合、角膜リング手術をしたからといって視力が向上したわけではありませんでした。

ただ、3日目に「42°」がはっきり見えたときはめちゃくちゃ感動しました。

「42°」という数字を何度も繰り返していますが、これが手術後に唯一はっきり見えた数字なので、当時私の中で湧き上がった期待と興奮の温度が少しでも伝われば幸いです。

そしてサラッとではありますが、ある事情により角膜リングを摘出した…ということにも触れました。

ではでは、、

「「なぜ、角膜リングを摘出したのか…?」」

次回はこれについて書いていきます。

ぶっちゃけ、次の話しが円錐角膜との付き合いの中で一番しんどい思いをしました。